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東京都荒川区の歴史
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所在地 荒川区西尾久5-3-24

 「条里南道」と記されたこの碑は、明治20年(1887)ころ、人文地理学者の小田内通敏が東京府史跡調査を行った際に、このあたりに残っていた条里制の遺構の保存を進言して建てられた。
 条里制とは、古代の耕地の区画制度であり、基盤の目のような整然とした地割りが行われた。このように区画された耕地は、7世紀末ごろ制定されたという班田収授の法に基づき、農民に口分田として分け与えられた。かつて荒川流域には多くの条里制の遺構があったが、現在では上・中流域にわずかにみられるのみである。
  荒川区教育委員会




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