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東京都荒川区の歴史
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所在地 荒川区南千住6-60 (素盞雄神社)

荒川区指定有形民俗文化財
 庚申塔群三基(寛文十三年銘他)
     平成18年(2006)1月13日指定


 江戸時代に建てられた3基の庚申塔で、向かって左から、延宝6年(1678)銘、寛文13年(1673)銘、文化8年(1811)銘があります。
 庚申塔とは、60日に1度めぐってくる庚申の日に、寝ずに夜を明かす行事「庚申待」を3年間継続した所願成就の証しとして建てられたものです。
 中央の寛文13年(1673)銘の庚申塔は、聖観音が本尊です。聖観音の光背には「庚申講供養」と「念仏講供養」の文字が刻まれ、庚申信仰と阿弥陀信仰の習合が見られます。左の延宝6年(1678)銘の庚申塔は、如意輪観音が本尊です。月待信仰に関する勢至菩薩の種子しゅじが刻まれていて、庚申信仰と月待信仰との習合がうかがえます。施主として久兵衛、おとらなど男女15人の名が見えます。文化8年(1811)銘の庚申塔には「青面金剛」の文字が刻まれています。
 寛文13年(1673)銘と延宝6年(1678)銘の庚申塔は、造形上も優れており、他の信仰との習合も見られ、また3基の庚申塔から近世の庚申塔の変遷がうかがえ、学術的にも貴重なものであるといえます。
 平成20年(2008)3月 荒川区教育委員会
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