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東京都荒川区の歴史
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所在地 荒川区南千住2-34 (延命寺)

  首切地蔵
 「小塚原の首切地蔵」は、江戸の刑死者をはじめとする無縁の供養のために小塚原の仕置場に建立されました。この地蔵尊は、鈴ヶ森と並び称された江戸の二大刑場の1つ「小塚原の仕置場」の象徴であり、柔和なお顔で時の流れを静かに見守り、江戸の歴史を今日に伝えてきました。

建立年代  寛保元年(1741)
法量     一丈二尺(約3.6m)
願主     東都浄心
石工     大阪西横堀 中村半六
材質等   花崗岩 20数個の石を組み合わせて建立

 もとは、隅田川貨物線の南側に安置されていましたが、明治28年(1895)、鉄道敷設工事のため現在地に移設されました。地元の南千住の皆様に「延命地蔵尊」と呼ばれ、暮らしの安穏を見守る地蔵孫として親しまれています。



 しかしながら、平成23年(2011)3月11日午後2時46分に発生しました東日本大地震により、延命地蔵尊の左腕が落下、また胴体部分も大きくズレが生じ、倒壊の危険性が高くなったことから、3月17日、荒川区文化財保護条例に基づく文化財修復のための補助を受け、第一期修復工事(解体施行:清水建設株式会社)を実施しました。
 平成23年(2011)3月吉日  延命寺住職 水野了尚

 
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